勉強に集中できない？行動先行型アプローチでやる気を引き出す方法

福山市のみなさん、こんにちは！いきなりですが、みなさん勉強はお好きですか？笑

好き嫌い、どちらが多いか統計を取るのはこわいので、もう本題です！笑

勉強に対するやる気を維持するのは簡単なことではありませんよね。特に、やる気が出ないと感じるとき、どうすればよいのか頭を悩ませていませんか？

ここでご紹介したいのが、「行動先行型アプローチ」という心理学的なアプローチです。この行動先行型アプローチ、ざっくりいうと、実際に、行動を先にすることでやる気や集中力を引き出す効果がある、というもので、それは以下のように研究で示されているんです。

目次 [開く]

行動先行型アプローチの研究例
行動先行型アプローチを活用する方法
例えばこんな感じに取り入れてみよう

行動先行型アプローチの研究例

1988年に行われた有名な研究で、顔の表情が感情に与える影響を調査しました。この研究は、「ペンを口にくわえる」ことで顔の表情を操作し、その結果として感じる感情が変わるかを調べました。

その研究では、被験者にペンを口にくわえさせ、その際に「笑顔のような表情」（口の端を上げる形）と「不機嫌な表情」（口の端を下げる形）を作らせました。その後、被験者に漫画を読ませて、その面白さを評価させました。

結果として、「笑顔のような表情」を作っていた被験者は漫画をより面白いと評価し、「不機嫌な表情」を作っていた被験者は漫画をあまり面白くないと評価しました。つまり、行動（顔の表情）が感情に直接影響を与えることを示しています。この研究は、行動が感情に直接影響を与えることを示しています【Strack, F., Martin, L. L., & Stepper, S. (1988). Inhibiting and facilitating conditions of the human smile: a nonobtrusive test of the facial feedback hypothesis. Journal of Personality and Social Psychology, 54(5), 768-777】。

このアプローチを勉強に活かすことで、やる気や集中力を引き出すことができちゃうんです。以下では、行動先行型アプローチを活用する具体的な方法と実践例をご紹介します。

行動先行型アプローチを活用する方法

1. 勉強の習慣を作る

時間と場所を固定する: 毎日同じ時間に同じ場所で勉強することで、体と心が「この時間は勉強する時間だ」と認識しやすくなります。例えば、毎日午後4時から6時は図書館で勉強するようにすると、自然とその時間に集中しやすくなります。

2. 環境を整える

勉強に集中しやすい環境を整える: デスクを整理し、スマホを遠ざけることで、集中力を高めることができます。静かな場所で勉強する、必要な教材をすぐに使えるように配置するなど、環境を整えることで勉強に没頭しやすくなります。

3. 「行動」を先にする

やる気が出るのを待たない: やる気が出るのを待つのではなく、まず5分だけでも勉強を始めてみることが大切です。勉強を始めることで、次第に集中できるようになります。「とりあえず始める」ことで、やる気や集中力が自然に高まることを期待しましょう。

とにかく勉強するための環境のセッティングが大事だということ、悪く言えば外堀を埋めていってしまうわけです笑。その点で、塾へ行くということは、有効なことだということが分かりますね。

そして一番は大事なのは、このアプローチの核ともなる3番ですね。「とにかくやる！」そうJust do it!! なんです。やる気が出るのを待って、夏休みの最終日を迎え、悟りを開いた人も少なくないはずです笑。

さて、続きは具体例を見て行きましょう。

例えばこんな感じに取り入れてみよう

1. 決まった時間に勉強を始める

例えば、毎日午後6時に勉強机に座ることを習慣化します。時間が来たら、特に考えることなく勉強を始めることで、勉強のハードルを下げます。

2. 環境を整える

勉強机の上を整理し、必要な教材や文具をすぐに使えるように配置します。また、スマホやその他の誘惑から離れるために、スマホは別の部屋に置くか、機内モードに設定します。

最近では、設定した時間までスマホなどを収納しておけるボックスなどもあるので、禁断症状が強めの人は使ってみるのも◎。

3. 小さく始める

5分間だけ教科書を読むことを目標にします。そう、まずはたった5分で良いんです！この短い時間ならば取り掛かりやすく、始めること自体が大きな負担になりません。5分が経過したら、集中力が続けばそのまま勉強を続けます。続かなくても、5分間やった自分を褒め、次の取り組みを始めます。

このようにすることで、勉強を始める際の心理的ハードルを下げ、少しずつ勉強時間を延ばしていくことができます。最初は5分でも、続けることでやがて1時間、2時間と勉強できるようになってきます。

科学敵にも認められた根性論？！

行動先行型アプローチを取り入れることで、学生は勉強に対するやる気を自然に高め、より効果的に学習することができます。やる気が出るのを待つのではなく、小さな行動から始めてみるのがミソ。それが、長期的な成功への第一歩となるはずです。

ある意味、一昔前の根性論のような行動先行型アプローチですが、科学的な見地からも有用であると証明されています。日ごろの勉強に取り入れてみてはどうでしょうか？

福山市の受験に強い「学習塾スタイル」｜多治米町・新涯町・川口町・曙町

2024.07

勉強に集中できない？行動先行型アプローチでやる気を引き出す方法