広島県公立高校入試制度の変更と学生への影響

福山市のみなさん、こんにちは！

2023年度（令和5年度）からの入試制度の大きな変更があったのはご存知でしょうか？

今回は、この新しい制度がどのように中学生活と高校入試に影響するかを解説します。

１、２年生の評定に伸び悩んだ人には救いとなる情報になる？かも！

目次 [開く]

新しい入試制度の概要
自己表現カードの導入
比重の変化とその影響
早期からの学力向上の重要性

1. 新しい入試制度の概要

広島県の公立高校入試制度が2023年度（令和5年度）から変更され、中学1年生から中学3年生までの成績が入試に大きく影響するようになりました。

この新制度では、一次選抜の調査書（内申書）に中学1年生から中学3年生までの9教科の学習記録（評定）が5段階評価で記入されます。

ここで、中学1年生と中学2年生の評定はそのままカウントされる一方で、中学3年生の評定は3倍に換算されるため、中1：中2：中3の比重は1：1：3となります。

これにより、中学3年生の評定が特に重要視されることになります。

合計評点（内申点）は225点満点で、各教科の評点が加算されます。

2. 自己表現カードの導入

また、調査書にはこれまでのように特別活動の記録などは含まれず、選抜に必要な項目のみが記載されます。

代わりに、受験生全員が「自己表現カード」を作成し、興味関心があることへの取り組みや自己アピールなどを記入します。

このカードは面談方式で実施される「自己表現」の補助資料として使用され、カード自体が評価されることはありません。

3. 比重の変化とその影響

この変更は、中1から中3までの全学年で同じ比重だった従来の制度とは異なり、中3の比重が高くなるという大きな変更点です。

これにより、中3からの努力だけでは不十分で、中1からの地道な学力向上への取り組みが求められます。

特に、中1と中2の成績が挽回の余地を提供するため、中学校卒業までに力をつけることが重要になります。

4. 早期からの学力向上の重要性

2022年までの入試制度では、調査書の比重は中1、中2、中3で同等でしたが、2023年からの変更により、中3の比重が高まることで、中3での挽回が可能な制度になっています。

しかし、調査書の配分は全体の約2割を占めるため、学校の授業や課題、試験への取り組みは引き続き重要です。

新制度においては、中1と中2の評定が十分でない場合でも、中3までに力をつけることで希望する進路に進むことが可能ですが、「中3から頑張れば良い」という発想は危険であり、早期からの学力の向上がより重要になると言えます。

この変更は、学生たちにとって新たな挑戦となり、中学時代全体を通じた学習への取り組みが強調されています。

この新しい制度によって、３年生からの挽回が可能になりました。

最後の問題が高得点の、バラエティのクイズ番組かよ！と突っ込みたくもなりますが笑、１年生・２年生とコツコツ頑張ってきた人には確実にアドバンテージがあります。

変更された制度を理解し、効果的な学習戦略を立てたいですね。

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